初心者でも簡単!綺麗な帯の結び方

初心者でも簡単!綺麗な帯の結び方

浴衣や着物を自分で着る際に、難しいと感じる人が多いのが「帯結び」です。帯は普通の服などに使われている布よりも固くて重いので、特に着物慣れしていない初心者は扱いづらいと思うことが多いのではないでしょうか。

今回は、初心者でも簡単で綺麗に結べる帯結びと、帯を綺麗に結ぶために覚えておきたいコツを解説します。

初心者の普段着には半幅帯がおすすめ

帯にもいろいろな種類がありますが、初心者の方には「半幅帯」というタイプの帯がおすすめです。半幅帯とは、縦幅およそ17センチ、横幅およそ4メートル前後の帯のことを指します。普段着に使われる帯で、軽くて扱いやすいのが特徴です。

最初は半幅帯の中でも刺繍などの飾りが無く、なるべくシンプルなものを選びましょう。刺繍が入ったものは見た目が可愛いですが、その分布が固くなるので扱いづらくなるという欠点があります。

半幅帯にも二枚仕立ての小袋帯、一枚仕立ての単衣帯がありますが、夏用の単衣帯と違って小袋帯のほうが長い期間楽しめるのでおすすめです。

初心者でも簡単にできて背中がもたつかない「かるた結び」

半幅帯は長さがあるので色々な結び方ができる帯ですが、特に初心者の普段着におすすめの結び方が「かるた結び」です。

この結び方はあまり力もいらず、きちんと手の部分を折って中に入れ込んでしまえば崩れにくいというメリットがあります。さらに大きな結び目がないので背中がすっきりしてもたつきません。

見た目もレトロで可愛いので、是非挑戦してみてください。

「かるた結び」の作り方

①帯の端から手の幅4つ分くらいのあたりにクリップを留めます。クリップを留めた部分が左胸の下に来るように固定し、短いほうの端を垂直に下に折り曲げます。きちんと折ったら、長い方の端を身体にきっちりと2周巻きつけ、クリップで留めます。巻き終わったら、短い方の帯の端を身体と帯の間に一度くぐらせ、下から出しておきます。

②長い方の端を持ち、3回ほどたたんで長方形にして前に当てます。帯の幅が長すぎないように、好みで幅を調整してください。

③好みの幅にたたんだら、下から出しておいた帯をもう一度くぐらせて、端をしっかりと身体と帯の間に入れ込みます。

これでかるた結びの完成です。

かるた結びは、綺麗に作ると平たいリボン結びのような形に仕上がります。

背中が膨らまないので、観劇やドライブなどの座っている時間が多い場所でも背中が痛くなりません。結び目が羽織に響くこともないので、後姿をすっきりと見せたいときにもおすすめの結び方です。

また、リバーシブルの小袋の半幅帯の場合は、羽根の部分の色と結びの部分の色を変えるとモダンで可愛らしい印象になりますので、慣れてきたら是非試してみてください。

洗濯ばさみやクリップなどの小物を活用しよう

帯をきちんと見栄え良く結ぶために大切なのは、ずれないようにしっかりと身体に巻き、折る際には折り目をきっちりとつけることです。特に初心者だと帯の生地は固くて扱いにくいと感じることが多いので、きっちりと折りあげる、肩にいったんかける、などの手順の際には洗濯ばさみや大き目のクリップを使うことをおすすめします。

帯に慣れている人であれば、手の力だけで帯をきちんと折って、折った部分を持ちながら他の部分を巻くなどの手順がスムーズにできますが、初心者は帯の扱いだけで手いっぱいになってしまうことが多いので、あまり複雑な手順をそのままやろうとしても上手くいかないことが多いです。

文房具店で売っている大き目のクリップや洗濯ばさみを用意しておくと、一度折ってから身体の帯を締めなおす、折った部分を持ちながら結び目を作る、などの手順の際にきちんと折り目を留めておくことができます。初心者の方はもちろん、上級者の方の時短テクニックとしても使えますのでおすすめです。

帯結びは何度も練習してマスターする

帯結びをマスターする一番の近道は、何度も練習することです。

練習するうちに自分の着付けのどこがゆるいのか、どこをきちんと締めると緩みにくいのかといったことが段々分かってきます。

美しい着物の着方をマスターするためには、簡単な着方でも良いので、まずは着物でお散歩する機会を増やすことが一番の近道です。